ストラテラとコンサータは、どちらも注意欠陥・多動性障害の治療薬です。

製薬会社が薬を販売し、日本の医療機関で処方され、
患者の手元に届くには、国の認可が必要です。

コンサータやストラテラが、成人用の治療薬として承認されたのは、4年前の事です。

ADHDで不足している脳内の神経伝達物質「ドパミン」や「ノルアドレナリン」
を増やす作用があります。

コンサータには中枢神経を直接刺激する作用があるため、
「中枢神経刺激薬」に分類されています。

一般的に、コンサータの方が、ストラテラよりも即効性に優れています。


一方で、中枢神経に直接作用するため、用法用量を誤ると依存性を生じるリスクがあります。

ストラテラは、中枢神経に直接作用しないため、依存性などのリスクはありません。



■コンサータとストラテラの違いまとめ




★コンサータ



神経に直接作用するので効果が出るのが早いが、
副作用・依存性のデメリットがある。処方できる医師・薬剤師が限られる。


★ストラテラ



トランスポーターのみに作用するので副作用・依存性は低いが、
効果が出るのに時間がかかる。どの医師でも処方が可能です。




■ストラテラとコンサータのADHDへの効果の違いは?



★ストラテラの場合



・効くまでに個人差があり、長い人は3カ月かかります。
・最初は10mg~20mgからスタート。
・段々と一週間や二週間ごとに量を増やしていく。
・大人だと80mg~120mgまで。

・効いているかの感覚は、飲み始めたばかりだったり、
 三か月過ぎてもあまりピンと来ないですが飲み忘れると、凄く分かりやすい。


・副作用は飲み始めた初期に出やすく、食欲不振、吐き気、胃が痛むなどがある
・薬価はかなり高いので、自立支援医療受給証の申請をしてからが良い。


★コンサータの場合



・飲んだその日から即効性がある。
・薬価がストラテラより安い。
・飲まない日があっても大丈夫。
・副作用が少ない
・効いている実感がある。




このようなプロセスの違いがあります。

ストラテラもコンサータも朝や昼までに飲まないと、
脳が覚醒するので眠れなくなりますので、朝に飲んでおきたいです。



コンサータは服用後2時間で効き目が現れますが薬効は
12時間しか持続しません。

ストラテラは即効性がなく効果が表れてくるのは服用開始から
2週間ほど経ってからで、そして効果が安定してくるのはさらに
6~8週後ですが、効果が安定してくるころには1日を通して薬効が続きます。

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■ストラテラの作用機序



脳の前頭前野の神経終末にあるノルアドレナリントランスポーターを
選択的に阻害し、NA及びDAの再取り込みを阻止することで、
これらの神経伝達物質の脳内濃度を上昇させます。

線条体と依存形成に関わる側坐核ではDA濃度は上昇しないので、
依存・乱用につながる危険性は極めて低いです。

そして、メチルフェニデート塩酸塩で禁忌とされる、
過度の不安や緊張などの依存障害をもつ人にも使用可能となる。


NAトランスポーターにだけ結合してその他の受容体にはほとんど作用しないので、
副作用も比較的少ないと考えられ、このような作用特性から
「選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」と呼ばれます。



■コンサータの作用機序



中枢神経刺激薬であり、脳神経系に直接作用してDAの放出を促したり、
DAやNAが再取り込みされるのを阻害して、結果的にDAやNAが増えた状態を保つ薬効を表す。


中枢神経刺激薬の特徴として、直接DAの放出に働きかけるので作用発現が早く、
また大脳前頭皮質という特定された場所だけでなく、
幅広く脳の他の場所にも直接作用してドパミン系の
神経機能不全を改善することから、作用範囲が広いという特徴をもちます。


ストラテラとコンサータは併用は可能?



コンサータは子ども向けに開発された薬ですから大人にはストラテラを処方します。

薬を服用するということは当然、
体への影響もありますから慎重に考えないといけません。

ストラテラで効果がなければコンサータを処方して、
それでも効果がなければ別の薬を処方します。

この様に段階を踏んでから併用するか見極めていきます。

ストラテラとコンサータは一長一短です。


ストラテラでは不注意が改善されない、コンサータは日中しか効果が無いなどです。

そこで、併用するという手段もあるのです。