こどもにADHDの疑いがある。そのとき、診断や治療のために、どこの科にかかるといいのでしょうか。いちばんいいのは、もし自宅の近くにあれば、小児精神科になります。 

多くの児童精神科は予約制をとっています。事前に確認して、予約してください。そのほかに、事前に「発達障害の治療は行っていますか?」と、確認したうえで心療内科にかかることも選択肢になります。
 
成人の精神科は診察時間が短い場合が多いので、あまり子供向きとはいえません。人も多い場合があるので、お子さんには不向きでしょう。 

もし、うつ病などの二次障害を起こして、興奮状態強い時などは、入院治療ということにもなるかもしれません。


 
その場合も、入院施設のある児童精神科がいいでしょう。思春期病棟など、それぞれお子さんの成長に合わせた病棟があったり、女子だけの病棟があったりしますので、治療には最適です。 

また、児童精神科では、SSTなどの生活技能を身につけるトレーニングや、親のためのトレーニングなどを行っているところもあります。その場合はぜひ利用されるといいと思います。
 
SSTは発達障害のひとではわからない、コミュニケーションの取り方などを、専門のひとが教えてくれます。診断後の生活にとても役に立ったという人も多いです。

筆者の場合は、最初は成人の精神科に通っていましたが、本当に5分程度しか診察時間がなく、とても待ち時間が長かったことを覚えています。もう本当に待つだけで疲れはてていました。 

次にかかったのが大学病院ですが、ここも診察時間が短く、なにより人がものすごく多くて、待っている間に気分が悪くなる、ということもしばしばありました。 

その次にかかったのが今の病院です。ここは診察時間を一人30分も取ってくれる病院で、とても親身になって話を聞いてくれます。 町のクリニックですが、スタッフみなさんが全員やさしくて、とても頼りにしています。 

筆者の感想になりますが、やはり長く話を聞いてくれる先生がいいです。落ち着いて話しやすいです。 

それに、発達障害の診断は判断が難しい場合もあります。判断のためにも、しっかりと専門の勉強をしている先生をおすすめします。 先生によっては、判断できない先生もいますので。 

地域の発達障害者支援センターでも、診断のための検査を行っている場合もあります。
 
発達などの相談や、将来のための就労支援なども行っているので、診断がついたあとの生活については、ここを利用することもいいでしょう。また、専門教育が受けられる施設への紹介も行っています。なにか生活面での不安があったときに利用するといいでしょう。 

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ADHDは、子供のうちにきちんとした診察を受け、治療していけば、必ず軽減していきます。  

そのためにも適切な病院を選ぶことはとても重要になってきます。病院が合わなければ、セカンドオピニオンという方法もあります。 

学校にあがるなど、お子さんの生活が変われば、それにあった病院(土曜日も診察をやっているなど)を選ぶこともできます。 

いまは専門の先生も多いです。できれば、児童精神科医の資格を持っているお医者さんがいいです。適切なアドバイスをくれるでしょう。 

親御さんはとてもつらい思いをしています。そんなときこそ、抱え込まずに一歩踏み出すことも重要です。病院では、親御さんの相談に乗ってくれますし、親のための自助グループを紹介してくれるところもあります。 

お子さんに診断が着くことでつらいこともあるかもしれません。 けれども、「どうして」「なんで」がわかると、とても楽になります。 

診断がつくことはお子さんのためにはとてもいい選択だと思います。筆者に診断がついていない頃は、それこそがみがみ怒られてとても大変でしたし。一歩踏み出す勇気をぜひとも大切にしてください。