「なんだかうちの子は変わってる……。もしかして……」と思われて悩まれているお母さまはとても多いと思います。

なんだかかんしゃくもちですぐに動き回るし、いつもそわそわ……。もしかしたら、お子さんはADHDかもしれません。 

そもそも、精神に関わる病気の診断には、アメリカの学会が発表する、DSM-IV(現在はV)という基準があります。診断はこれなどを基準に、そして、こどもの日常生活などを総合的に判断しつけられます。 

全般的な知能を調べるのにはWAISおよびWISCが使われます。WAIS(ウェスクラー成人知能検査)は大人の診断に使われますが、こどもの診断にはWISC(ウィスク)が使われます。


 
また以前は7歳まででしたが、12歳までにADHDの症状が発現していることが診断の条件になります。 

実は筆者はWAISをうけたことがあります。途中でパニックになりかけた苦い思い出がありますが、診断結果を見ると、「なるほどな」と納得することも多かったです。 

自分自身を知るという意味でも、(もちろん適職を探すのにも)役に立ったきがします。 

また、国立精神・神経医療研究センターによると、「1~2歳時の全般的知能、遂行機能、記憶、言語などの認知機能や睡眠、運動協調、行動や情緒の発達になんらかの問題を抱えている子供はなりやすい可能性がある。」とあります。

ですので、お子さんがADHDかどうか診断したい際には、お子さんの普段の生活や行動や様子をメモしてください。生活面でのメモが診断に役に立ちます。 

ADHDの子供の予後については、ADHDのこどもの三分の一は症状が目立たなくなり、三分の一は、症状は残りますが、うまく社会に適応できるようになり、残りの三分の一は生涯振り回されることになります。 

症状に生涯振り回されることがないために、ADHDの症状の早期発見はとても重要です。「自分がADHDだ」と知ることはお子さんが成長していく上でとても大切です。 (自分で自分を律するためにも)

しかし、特に女性の場合、ついた診断を受け入れられず、一時的に荒れることがあります。(筆者は……荒れました) 大人になってから診断がつくと納得することも、受け入れることも大変な作業になってしまう人もいます。 

そのため、こどものころから専門的な教育を受けることは、ADHDに限らず、ほかの発達障害のひとにもとても重要になってきます。 筆者の話で恐縮ですが、診断がついたときは本当にショックでこのさき生きていけるのかと不安になったほどです……。 

[ad#co-1]

ただ5年ほどいろいろと生活の工夫を身につけたりして、なんとか社会生活に適応できるようになりました。ただ5年間……、とてもきつかったです。 子供の頃に診断がついていたらな、と個人的に思います。 

もし、お子さんにADHDの診断がついても、付き合い方を工夫していけばきっと大丈夫です。(大声で叱らない、冷静に話すなど)場合によっては薬物療法などの治療もお試しください。 

ADHDのお子さんは適切な教育を受ければ、必ずいい子に育ちます。どうかあきらめずにお願いします。くじけそうになるときもあると思いますが、きっと苦労は必ず、100倍にも200倍もの喜びになって帰ってきます。 

その明るい未来を、お母さんが信じてあげてください。 あなたの子供は必ずいい子に育ちます。 勝手ですが、祈らせていただきます。