・うつ病


ADHDは自分自身が一生懸命やっているわりには、周囲には評価されず、自分に自信を持てなくなり、自己評価が低くなります。自己評価が低い状態が続くと、気持ちが沈んでしまう為、うつ病を引き起こしてしまいます。

うつ病になると、気分の落ち込みや興味の喪失、やる気の低下などが現れます。頭痛や不眠、吐き気、下痢や便秘などの身体症状も付随します。ほうっておくと引きこもりにつながることもあります。



・不安症


非常に強い不安感から、不登校など日常生活や社会生活に支障をきたします。

代表的な症状は3つです。

・あらゆる活動や出来事に過剰に不安を抱く全般性不安障害
・パニック発作をくりかえすパニック障害や母親などから離れることに強い不安を感じる分離不安障害
・人前であがって赤面したり、緊張が強く学校など社会的な場が苦手であったりする社交不安障害


不安障害を持っていると、なかなか自分に自信が持てず、自己アピールも上手くいかないです。ADHDの人は、不安の度合いが大きいのであれば、必要に応じて抗不安薬などを処方してもらうといいでしょう。

パニック発作のように、どんなシーンで不安が襲ってくるか分かる方は、そのシーンをメモしておくと医師に伝えやすいかと思います。自分が落ち着ける場所があるのならば、それもきちんと把握して、不安に駆られた場合の避難場所としましょう。


・気分障害


気分障害は、気分が正常の範囲を超えて高揚したり、落ち込んだりすることが、一定の期間継続して生活上なんらかの障害が起きている、という意味です。
 

一時期は、感情障害と呼ばれていましたが、喜怒哀楽など、ころころと変わる感情よりも、一定期間続く気分の方がふさわしいということから、気分障害と呼ばれるようになりました。


・強迫性障害



強迫性障害は、自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。

症状は、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す行為があります。

手を洗ったあとでも汚れが気になってまた洗いに行ったり、手洗いを必要以上に何度も繰り返す事や戸締まりを何度も確認したくなったりします。それが習慣性をともない、どんどんエスカレートして日常生活に支障をきたすほどの状態になります。

意思に逆らって不合理な考えがふくらみ、止めようとすると不安が募り、安心感を得られるまで止めることができなくなります。

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・運動能力障害



運動能力障害は、協調運動が必要な動作や、全身運動、手先の運動が、同じ年代の子供に比べて極端に劣ります。協調運動とは、別々の動作をひとつにまとめる運動のことで、たとえば手足を別々に動かす縄跳びやラジオ体操などがあげられます。

また、手先が不器用なことも多いため、音楽、図工なども苦手です。幼児期に、運動発達の指標となる、座る、這う、歩くなどの遅れによって見つかることもあります。


・学習障害


学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態です。

学習障害は脳神経の障害ですが、視力や聴力に問題があって読み書きに支障が生じている場合もあり、きちんと区別するために、視力聴力検査・脳波・CTなどを行い身体的異常がないかどうかチェックすることも必要になります。


・チック症(トゥーレット症候群)


チックとは一種の癖のようなもので、乳幼児期から学童期にかけ、心と体の成長・発達の過程で多くの子どもにみられます。これが固定・慢性化して激症化するとチック症と診断されます。

子どもにみられるチックは、一過性・発達性チックといわれるものが大多数です。しかし、子ども専門の精神科では、心身症ないし神経症レベルのチック症が比較的多くみられます。

チック症の重症型といわれる慢性多発性のチック症は、学童・思春期に比較的多くみられます

チック症の症状、4つです。

・音声チック


音声チックの症状としては、咳払いがもっとも多くみられます。他には、単純な音声や複雑な発声、汚言、卑猥な言葉などがあります。

他方、「あー」といった甲高い奇声や汚言は、周囲の注目をより集めやすい症状となります。

・運動チック


運動チックとは一見すると癖に見える、まばたきや肩すくめなどの身体の動きのことを言います。

・ 単純チック


一般に瞬間的(1秒未満のことが多い)に発生し、明らかに無意味かつ突然起こるものです。

・複雑チック


単純チックに比べて動きが少し遅く、意味があったり周囲の環境に反応しておこるように見えるものです。。