現在ADHDの治療薬として認可されているのはストラテラとコンサータの2つだけです。なぜこの2つがADHDに効くのかはっきりとよく分かってません。それはADHDの原因がはっきり解明されていないからです。

・効果も強いがリスクもある中枢神経刺激薬(コンサータ)
・効果は穏やかだが安全性が高い非中枢神経刺激薬(ストラテラ)



ADHD治療薬の中でのストラテラの最大の特徴は、中枢神経刺激薬と異なり、

耐性、依存性がないという事になります。これにより長期間の服用であっても安全に用いることが出来ます。


コンサータの作用



脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。


コンサータの効果



コンサータ錠は、12時間効果が持続するので朝に飲んで夕方まで効果が持続します。またすぐに効き目が現れて即効性がありますので、数日で効果がみられます。

効果としては、仕事中にぼんやりするとが激減します。仕事も1つずつのタスクを、最後までやり切ることができるようになり集中力が上がります。効率面においても作業量や順番など優先順位をよく考えて着手できるようにもなります。

コンサータは集中力・やる気が続かない、じっとしていることができない、衝動的に行動してしまうというような不注意、多動性、衝動性の症状改善に効果的な薬です。


・多動性⇒貧乏ゆすり、頻繁に足を組み替える、席を立つなど落ち着かない行動が激減します。
・不注意⇒気が散る事が減るので仕事や勉強に集中できるようになります。
・衝動性⇒思いついたらすぐに行動する早まった気持ちを抑えられるようになる
・感情の不安定⇒感情の起伏が穏やかになり安定する。
・ストレス耐性⇒仕事で怒られたことをいつまでも引きずらないようになる


コンサータ服用の流れ


コンサータ錠は、有効成分の含有量によって18mg、27mg、36mgの3種類があり、初めての場合は最低量の18mgから服用をスタートします。服用後はADHDへの効果や副作用の有無などを1週間単位で評価していきます。

十分な効果が認められればそれを維持量として服用し、効果があまり感じられなければ9mgあるいは18mg単位で薬を増量するのが一般的です。

服用可能上限があり、子供は1日54mg、大人は1日72mgまでが最大です。適正量には個人差がありますが、おおむね体重kgあたり0.5~1mg程度が目安です。

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ストラテラの作用


脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質を調節し、不注意や多動・衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。

ストラテラの効果


ストラテラはADHDの症状を改善させる効果はしっかりと確認されています。そして最大の特徴は耐性や依存性が生じないところです。乱用などのリスクが少なく、安全に治療薬として用いることが出来ます。

効果が実感できるまでに時間がかかります。服薬を開始してから早くても1カ月、通常は2か月ほどかかります。また効果はこのようにゆっくりと出てくるのですが、副作用は投与初期(数時間~数日程度)に出てきます。

副作用の多くは投与初期に出て、自然と改善していくのですが、飲み始めは効果は出ないのに副作用ばかり出るという事で嫌気がさしてしまい薬を止めたくなってしまいがちですが、そこを上手く乗り切る事が出来れば少しずつ効果は現れていきます。

薬効が安定してくると、ストラテラは1日中効果が持続します。


ストラテラとコンサータはどちらが良い?



ストラテラにはコンサータのような依存性がないので安全に使うことができます。ストラテラはコンサータに比べて安全性が高いので効き目は劣りますが、ADHDの症状の「衝動性」「多動性」「不注意」に効果を発揮します。

また、ストラテラがコンサータと違い効果が途切れません。

それに対してコンサータは12時間効果が持続しますが1日1回しか服用できないので朝の7時に服用したら夜の7時までしか効果が出ません。夜に何らかの用事がある時はすでに薬の効果が切れている状態となってしまいます。