ADHDとは?


ADHDとは、英語で「Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder」と言います。これを略すと= AD/HDとなります。Attention Deficitは注意欠陥、Hyperactivity Disorderは多動性障害を意味します。


別名は注意欠陥多動性障害で昔は呼ばれていましたが日本精神神経学会のガイドラインの変更(診断マニュアルDSM-Ⅴ)により、最近では「注意欠如多動症」と言うようになりました。病院によっては「注意欠如多動性障害」または「注意欠損多動性障害」と言うこともあります。



不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)、衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3つの要素がみられる障害です。

女子よりも男子の方が3~5倍多く、病気が見つかる診断時期も、女子が12歳頃なのに対し、男子は8歳以前と早い傾向があります。また、この症状が大人になっても改善せずに残る場合を「大人のADHD」と呼びます。


ADHDの症状



ADHDの症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つに分けることができます。


・不注意



不注意とはその名のごとく、注意不足から些細なミス・物忘れが多いことを言います。自覚症状として自己認識出来る場合が多く、どうしても仕事でミスが多い方や、何度も何度も忘れ物をしてしまう方は不注意型ADHDです。

不注意型ADHDは治療や対応をしっかりとすることで症状をかなり抑える事ができます。何も知らずに仕事でミスを繰り返す事は止め、しっかりと対応、対処していくことでうっかりミスを減らす事が大切です。

子供の不注意症状

・勉強や遊びに集中できず、うっかりミスが多い
・物事を取り組んでも気が散りやすい
・今日食べた給食や与えられた宿題など忘れっぽい
・人の話を最後まで聞かないで話を遮ってしまう
・学校の机でも自分の部屋でも整理整頓ができない
・学校へ持っていく教科書や体操着や備品など忘れ物や、失くし物が多い

大人の不注意症状

・仕事に集中できず、うっかりミスが多く上司に叱られることが多い
・仕事の段取りが下手で、何でも先延ばしにするので効率が悪く仕事が遅い
・単純作業にすぐに飽きてしまい最後までやり遂げられないので、工場の流れ作業などは苦手
・一度に多くのことが覚えられず多くの指示をいっぺんに出されると混乱してしまい手が止まる
・時間管理が下手なので、仕事を終わすのが遅い
・片付けられないのでデスク周りは散らかっている
・弁当や書類など忘れ物や、失くし物が多い
・約束を守れない

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・衝動性



じっと席に座っていられず歩き回ったり、座っていても絶えず体をくねらせたりと、体の動きをコントロールできず落ち着きません。過度にしゃべるのも特徴で、話しだしたら止まらないです。


子供の多動性の症状

・過度におしゃべりをして話が止まらないので長い話にうんざりされる
・学校などで落ち着いて座っていられないので先生に怒られる
・静かに遊んだり、落ち着いて勉強することができないので成績に影響する
・あちこち動き回ったり体をそわそわ動かすので、我慢強さがない
・走り回ったり、よく考えずに行動する


大人の多動性の症状

・過度におしゃべりをするので、話が長い人として敬遠される
・用もないのにウロウロ歩いて子供っぽくみられる
・座っていても頻繁に姿勢を変えたり手足を組み直すなど落ち着きがないので電車などでは目立つ
・貧乏ゆすりがひどいので、周囲からは不思議な目でみられる
・次から次へと考えをめぐらせている。思考が多動なので良い方向で発揮すれば成功できる


・衝動性



やりたいと思ったらその気持ちを抑えることができず、ルールや周囲の反応を無視して行動に移してしまいます。具体的には、順番を待てない、人の会話やゲームに割り込む、質問を最後まで聞かずに答えてしまうなどです。

子供の衝動性の症状

・授業中やテスト中に、うっかり答えを口に出してしまい先生から怒られる
・順番を待つことができないので、途中で逃げ出してしまう
・人の話を最後まで聞かず、思いついたことをしゃべり出す
・カッとなると大声で怒鳴ってしまう問題を起こす


大人の衝動性の症状

・キレやすく、些細なことで怒りが爆発するので短気として敬遠される
・後先考えずに思いつきでパッと行動してしまい後々になり後悔することもある
その場にそぐわないKY(空気が読めない)発言をして、失礼な言動をとってしまう
・人が話し終わるまで待てずに、割り込むように話し始めてしまうので悪い印象を与えてしまう