ADHDは何歳から診断名が出る?


子供の実際の症状によるので、この年齢というものがありません。親が積極的に動いていて、保育園等に診断書を出す事で支援が受けられると医師に相談すると、『○○傾向』とか『○○疑い』のような曖昧な内容で診断書を早期から書いてくれる場合もあります。

逆に、何も言われない事が親の気持ちを安定させているような状況だと、医師が明確に診断していてもなかなか言わない場合もあります。



ADHDは何歳から診断される?



ADHDと診断された年齢は、平均6.7歳、薬物療法の開始は8.2歳となってます。症状が激しく現れる人は見つかりやすいけれど、大人になるまでADHDとは分からないまま、本人がその能力を十分に発揮できなかった、長い間生きづらい経験をしてきたという人もたくさんいます。

できれば就学前には気付いてあげて、適切な対応・支援を受けることが、子どもにとって最も大事です。親が早期に気づいてあげられるかどうかも焦点となってきます。


ADHDの検査費用



ADHD診断にかかる費用はさまざまです。保険診療が適用できる小児科や児童精神科などであれば医師との初診や相談などは通常の診察代と変わらず、ADHDを診断するための心理検査や知能検査なども3000円程度で受けられます。

一番費用がかかるのは、保険診療が適用できないカウンセリングルームなどで検査を受ける場合です。相談1回あたりの費用が時間制で決められていて、1時間で5000円、1万円とかかることもあり、心理検査や知能検査も種類によっては数万円かかるケースもあります。


ADHDの病院はどこ?



ADHDの診断や治療を受けるためには、子どもの発達障害も扱っている小児科や、児童精神科、小児神経専門医がいる医療機関などを受診します。大学病院や総合病院といった規模が大きい医療機関には、以上のような診療科を置いている病院が多く、設備も整っています。


ADHD診断の流れ



ADHDの診断は医師の問診が中心です。直接問診で本人が自宅や学校でどのような日常を送っているのかを詳しく聞き取ったり、本人の様子を見たりして症状や特性を判断します。

子供のADHDを正確に診断する為にも、親や学校の先生ににADHDチェックリストを記入してもらうこともあります。それ以外にも心理テストや知能テストを行い、総合的に判断します。

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医師からの問診の流れ



①現在の状況の確認(悩んでいること、生活の様子、得意なこと、他の医療機関にかかっているかなど)
②これまでの経緯の確認
③身体検査や心理検査、生理学的な検査(別の診断名との判別が行われる)
④ひとまずの診断が出る
⑤正式な判別を求めて、診断は続きます


病院に持参するもの




・母子手帳
・学校の通信簿
・現在の困りごとをまとめたメモ
・日頃の行動や様子を具体的に記録したメモ


ADHDの診断には、情報が必要不可欠です。


ADHDに気づくきっかけは?


幼稚園や学校など集団行動が増える頃から何らかの問題が目に見えてくることが多いといわれています。実際に、幼稚園に行くようになってみんなと一緒の行動ができない、友達が作れないなど集団行動になじめないのが心配と、専門の機関に相談をしてADHDと診断される子も珍しくありません。

ADHDに気づくきっかけは、集団生活にあります。




ADHDの診断基準(DSM-Ⅳ)



「注意欠陥」の項目のうち6つ以上、あるいは「多動性・衝動性」の項目のうち6つ以上が当てはまればADHDと診断されます。


注意欠陥


①細かいことに注意がいかない
②さまざまな課題や遊びにおいて、注意力を持続することが困難
③直接話かけられても、聞いているようには見えない
④出された指示を最後までやり遂げない。宿題を最後までできない。
⑤課題や活動を筋道立てて行うことが困難であり計画通りにできない
⑥持続的な精神的努力を要するような課題を避ける
⑦学校で使う筆箱、教科書、体操着など必要な物をなくす

多動性(①~⑥)・衝動性(⑦~⑨)


①授業中はそわそわして手足を動かしたり、いすの上でもじもじして落ち着かない
②教室など、席に座っていることが求められる場で、席を離れたりする
③走り回ったりよじ登ったりすることが不適切な場で、そのような行為をする(
④落ち着いた状態で遊んだり余暇活動をすることが困難である
⑤じっとしていない。あるいは急かされているかのように動き回る
⑥しゃべりすぎる
⑦質問が終わる前にだしぬけに答えてしまう
⑧順番を待つことが困難である
⑨他人をさえぎったり、割り込んだりする